傘のブックプレビュー
「おじさんのかさ」

- 2004.06.01
- 作・絵:佐野洋子(講談社・1992年5月刊) 自分の傘を大切にし過ぎるあまり、まったく傘を開こうとしない「おじさん」を描いた物語。話題作『100万回生きたねこ』などで知られる絵本作家・佐野洋子の作品で、1974年の初版発行(銀河社)から、かれこれ… » 続きを読む
「マギマギの赤い傘」

- 2004.03.25
- 絵:武内祐人(新風舎・2003年11月刊) 壁画制作やイラストレーターとして活躍する竹内祐人による、言葉のない絵本。柔らかなタッチで、明るい独自の世界を描く。主人公は、クマのように見える不思議な動物「マギマギ」。雨の日はいつも家で過ごすが… » 続きを読む
「忘れ傘」

- 2004.01.01
- 半村良(集英社・1985年8月刊) 第72回直木賞を受賞し、昨年68歳で亡くなった半村良が、1985年に発表した短編集。表題の作品は男女の関係を大人の視点で紡いできた著者ならではの、少し辛口な恋愛ロマンだ。発表の翌年に同タイトルでテレビドラマ化… » 続きを読む
「億万長者だけが知っている雨の日の傘の借り方-入門・海外個人投資」

- 2003.10.10
- オーレンス・ロース 大楽祐二 訳(講談社・2003年9月刊) 「心の中が雨模様」「梅雨のような鬱陶しい気分」…。その人が置かれた状況や心情などを語るとき、様々な喩えに使われるのが雨。イスラエル生まれの著者は、日本経済の現在の様子を、「灰色の雲がたれ込めた空」または・・・ » 続きを読む
「僕の恋、僕の傘」

- 2003.07.15
- 編訳:柴田元幸(角川書店・1999年3月刊) 翻訳家として数々の英米文学を日本に紹介してきた柴田元幸の編訳による、海外文学の短編集。若い世代向けの月刊誌「月刊カドカワ」に連載された翻訳小説を単行本化したもので、どれもひとクセもふたクセもある… » 続きを読む
「傘 和傘・パラソル・アンブレラ」

- 2003.05.15
- 制作・(株)INAX(INAX出版・1995年9月刊) インテリアや建材などの事業を手がける?INAXでは、1982年から現在まで20年以上にわたり、建築や生活文化をテーマとする展覧会を行っている。この展覧会プロジェクトの一環として1995年9月には、名古屋で… » 続きを読む
「今日という日の使い方(雨の日を心から楽しめる傘をさそう)」
- 2003.03.01
- 加藤諦三著(三笠書房・2002年5月刊) 心理学者でもある著者、加藤諦三は、心理学的側面からよりポジティブに生きる方法を示唆する著作の数々でも知られている。しかも、しゃちほこばったアカデミックなものではなく、どこか優しい視線が感じられる、とっつき… » 続きを読む
「雨がくれる50のしあわせ」

- 2003.01.01
- 吉沢深雪(大和書房・2002年6月刊) 雨の日をステキに過ごす50のアイデアをイラストレーターである著者がエッセイとイラストで綴っている。「雨の日こそ、普段やらなくてはいけない大切なことができる日」。それはネイルケアやきれいな字を書く練習、料理や… » 続きを読む
「アンブレラ 傘の文化史」

- 2002.10.01
- T.S.クローフォード著/中尾 ゆかり他訳(八坂書房・2002年8月刊) 「エジプトの古文書では、傘の形をした象形文字は、時に主権を示していた」。かつて権力の象徴であった傘が、権力者から一般市民の手に渡るまでには、どのような歴史があったのか。本書は… » 続きを読む