アンブレラ短信
「傘の自由化は可能か」
- 2011.06.01
- 人気作家、大崎善生の代表作に『パイロットフィッシュ』(角川書店)がある。始まりは、「人間は、一度巡り合った人と二度と別れることはできない。なぜなら人間には記憶という能力があり、そして否が応にも記憶とともに現在を生きているからである。」という心を突くような一文。この「記憶」をテーマに、過去と現在を行き来しながら、主人公を取り巻く人間模様を、透明感のある文体で書き綴る。 » 続きを読む
「映画『しあわせの雨傘』が公開」
- 2011.03.01
- ジョギングが日課の裕福な家の主婦が、心臓発作で倒れた夫が経営する雨傘工場を突然任されることになり、傾きかけた会社を意外な経営手腕で建て直す人間ドラマだ。主演はおよそ半世紀前の1964年に『シェルブールの雨傘』に出演し、世界的なスターとなったカトリーヌ・ドヌーヴ。時代設定は1970年代であり、笑いあり、涙ありのストーリーとともに、当時の傘のデザインなども楽しめる作品である。全国順次公開中。公開終了後にDVD化の予定。 » 続きを読む
「“笑顔の傘”が日本国中で花開く」
- 2011.03.01
- 阪神大震災やスマトラ島沖地震、四川大地震で被災した子どもたちの笑顔を撮影し、印刷した傘を広げて、希望や平和の願いを発信するアートイベント「メリーアンブレラプロジェクト」が、全国各地で開催されている。主催者は、特定非営利法人「MERRY PROJECT]。今年は1月に神戸で、2月は瀬戸内海の島々を中心に“笑顔の傘”を開くイベントを展開してきた。今後も各地でイベントを催していく計画だ(詳細はhttp://www.merryproject.com/へ)。また、3月12日、13日には東京・新宿の伊勢丹で、笑顔の撮影会を開催する。撮影した画像は傘に印刷して同店で展示、その後参加者に贈られる(有料)。 » 続きを読む