松屋銀座本店 御厩 里香 さん

2011.07.20


御厩 里香 さん 東京・銀座の一等地に店舗を構え、名実ともに銀座の顔となっている松屋銀座本店。その1階フロアに傘売場は展開されています。 雨の日には名曲『雨に唄えば』が館内に流れるという粋な演出も見られる同店。 毎年6月に開催される傘の一大イベント『GINZAの百傘会』は、東京に梅雨の到来を告げる風物詩となっています。


Q.売場の特徴を教えてください。
A. 店にはストックも合わせて常時約800本の傘があります。紳士傘と婦人傘の割合は2対8です。婦人傘では、 お客様の年齢層が20代からご年配の方まで非常に幅広いため、対応できるように豊富なラインナップを用意。 様々なブランドの傘に加えて松屋オリジナルの傘も展開しています。特にこの松屋オリジナルの傘は非常に好評。 20年ほど前に販売を開始し、デザインは10年前から変わっていない松屋の定番です。 1本買ってよかったので色違いを購入されたり、地方から来られてまとめ買いされたりする方もいらっしゃいます。 ギフトに贈る方も多いようです。

Q.松屋といえば、『GINZAの百傘会』が有名です。
A. 『GINZAの百傘会』は、毎年6月に約3週間にわたって開催される傘販売 の一大イベントです。期間中は銀座本店中央にある7階吹き抜けのスペースに約400本の傘がつりさげられ、 その下の1階フロアで約3000本の傘を陳列し販売します。 毎回マスコミにも報道され、その便りで梅雨の到来を知り、会場に足を運ばれる常連の方も多く、毎年非常に盛り上がります。

Q.普段も松屋への期待は大きいのでは?
A. そうですね。『GINZA百傘会』のイメージが強いせいか、年間を通じて「松屋に行けばきっと洒落た傘が手に入るはず」、 「傘を買うなら松屋に限る」と店に来てくださるお客様が数多くいらっしゃいます。売場では、 その期待を裏切らない品揃えができるように、常に気を配っています。最近は実用性、シンプル、コンサバといった傾向から、 よりファッショナブルなラインにトレンドがシフトしている感があります。それに合わせて、店頭でも色目がキレイなもの、 オシャレな柄ものなどを取り揃えるようにしています。

Q.アンブレラ・マスターの資格を取得したメリットは?
A. セールストークに自信が付いたことですね。正しい知識を得られ、自信を持ってお客様に傘の機能や構造について説明できる ようになったことは、傘を販売する現場のスタッフにとって非常に大きな利点です。また資格を持っていることで、 お客様からの信頼度も高くなっていると思います。販売するときだけでなく、修理の際も、 「アンブレラ・マスターになら安心して大切な傘を預けられる」と、信頼をいただいております。 自信と信頼。この2つがこの資格の大きなメリットだと思いますね。

Q.普段も松屋への期待は大きいのでは?
A. そうですね。『GINZA百傘会』のイメージが強いせいか、年間を通じて「松屋に行けばきっと洒落た傘が手に入るはず」、 「傘を買うなら松屋に限る」と店に来てくださるお客様が数多くいらっしゃいます。売場では、 その期待を裏切らない品揃えができるように、常に気を配っています。最近は実用性、シンプル、コンサバといった傾向から、 よりファッショナブルなラインにトレンドがシフトしている感があります。それに合わせて、店頭でも色目がキレイなもの、 オシャレな柄ものなどを取り揃えるようにしています。

当店で人気の傘


パゴダスタイルのオシャレな多間傘(骨が多い傘)、色目のキレイなもの、美しい柄物などよりファッショナブルなアイテムが売れ筋になっている

アンブレラマスター傘への思い

節目、節目に傘のプレゼントを

最近、傘をプレゼントする方が増えています。母の日や父の日、入学、就職、退職など節目、節目で贈られる方が多いようです。 最近のトピックスとしては、ホワイトデーに多くの男性が売場に来られて、女性へのお返しとして、傘を買われていました。 中には数人で来られて、お金を出し合い、職場の女性へのプレゼント用に購入されるケースも。ホワイトデーのお返しに傘というのは、 売場にいる私たちにとっても意外でしたね。
節目で購入されるお客様には、ちょっとした豆知識もお伝えします。例えば、傘は形が末広がりなので縁起物であることなど。 お客様の中には、「渡すときのトークに使います」と、早速活用される方もいらっしゃいます。今後もお祝い事のプレゼントとして、 傘の出番はますます増えそうです。

信頼される売場であり続ける

松屋の傘売場では「買っていただいた一人ひとりのお客様との長いお付き合い」を大切に考えています。そこで、まずは松屋で買った傘を安心して長く使っていただけるように、傘の正しい扱い方からアフターケアの方法、保管方法などを、きめ細かくお客様にお伝えしています。お客様のお求めに応じて、ポイントが書かれたプリントもお渡ししております。
しかし、それでも故障が 発生する場合もあります。その対応としては、当然のことながら修理サービスも提供しています。 修理本数は月に100本近くにも上ることがあります。それだけ多くのお客 様が購入後も松屋とお付き合いいただいているということです。
単に売って終わりという一過性の関係ではなく、いつまでもつながりを保っていく――。今後もそういった意識を大切にし、 お客様にとって、信頼していただける売場であり続けたいと思っています。 発生する場合もあります。その対応としては、当然のことながら修理サービスも提供しています。 修理本数は月に100本近くにも上ることがあります。それだけ多くのお客 様が購入後も松屋とお付き合いいただいているということです。
単に売って終わりという一過性の関係ではなく、いつまでもつながりを保っていく――。今後もそういった意識を大切にし、 お客様にとって、信頼していただける売場であり続けたいと思っています。


店舗紹介

松屋銀座本店

住所:東京都中央区銀座3-6-1
TEL:03-3567-1211(大代表)
アクセス:東京メトロ銀座線、丸ノ内線、日比谷線「銀座駅」A12番出口より直結。JR「有楽町駅」より徒歩8分。
ホームページ:http://www.matsuya.com/ginza/ 概要:明治維新とともに創業し、東京で初の本格的デパートを開業した松屋が、1925年にオープンさせたのが銀座本店。 以来、リニューアルを繰り返しながら、常に最先端のファッションと情報を発信し続けている。 傘では豊富なカラーバリエを揃える松屋オリジナルの傘が非常に人気で、女性だけでなく男性でもリピーターが多い。


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※記事の内容は2010年3月現在のものです。

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