デンマーク

2013.10.01

アンデルセンの国雨の日の定番は?

 『人魚姫』や『マッチ売りの少女』などアンデルセン童話を生んだ国、デンマーク。ドイツに陸続きのユトランド半島と、首都コペンハーゲンのあるシェラン島、オーデンセのあるフュン島を中心に、大小400以上の島々からなる。国土の最高地点は海抜173m。まるでパンケーキのようになだらかな地形だ。
 気候は沿岸を流れるメキシコ湾流の影響で穏やか。降水量もコペンハーゲンでは月間30~5 0 m m 、年間で約5 0 0 m m 。東京(年間約1500mm)に比べると3分の1程度だ。
 しかし、数字ほど雨は少なくないと、デンマーク人は言う。「一年を通して一定の雨が降っている印象。でも、あまり傘は使わない。皆、小雨程度なら濡れるのを気にしません」(デンマーク大使館のスタッフ)。
 では、強めの雨ではどうするか。聞くと、必需品があるという。「レインコートと長靴ですよ。ほとんどの女性と子どもが持っていて、雨が強いときは着用して出かけます。日本でレインアイテムの代表は傘ですが、デンマークではレインコートと長傘が定番です」。
 そうはいっても、全く傘を使わないわけではない。ただし、派手な色やデザイン性の高い傘は見られず、黒やネイビーの無地が多いそうだ。相場は約150~250デンマーククローネ(日本円で約2600~4400円)。デパートや鞄屋、雑貨屋などで購入できるという。
 また、傘専門のネットショップもある。「Paraplyshop」(Paraplyはデンマーク語で「傘」という意味)で、丸盆型やハート形、二人用など、ユニークな傘も扱っている。デンマーク人の色やデザインの好みがわかるこのネットショップ。一度のぞいてみるのもいいだろう。

 
デンマークの傘専門のネットショップ「Paraply shop」
http://www.paraplyshop.dk/

Paraply shop

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