香港編
2006.03.01
一方、日傘の使用状況はどうかというと、女性はお肌のケアのため、日差しの強い日は傘を用いるが、それはパラソルではなく日頃愛用する雨傘。「ファッションよりも合理性を大切にしている」(森山さん)。
そんな香港にも、洋傘の専門店はある。店名は梁蘇記遮廠(Leung So Kee Umbrella Factory)。香港で一、二を争う名店だ。創業は1885年というからもう120年も前。戦前から傘一筋で商売を続けてきた創業者の生涯は本や舞台化もされているという。値段は2〜300香港ドル(3〜4千5百円)と香港では少々高めだが、「とにかく丈夫で、こちらの強い雨や台風でも壊れない」と絶賛。香港でも洋傘店の誇りが脈々と息づいているのはうれしい限りである。
香港女性は雨傘がパラソル代わり、120年の歴史誇る名物店も
香港は、世界を代表する国際観光都市。2005年の全世界からの渡航者数は約2335万人と、日本の約3.7倍。日本からの渡航者も昨年は120万人を超え、観光にビジネスに非常に馴染み深い都市となっている。さて、その傘事情を覗いてみると……。
一方、日傘の使用状況はどうかというと、女性はお肌のケアのため、日差しの強い日は傘を用いるが、それはパラソルではなく日頃愛用する雨傘。「ファッションよりも合理性を大切にしている」(森山さん)。
そんな香港にも、洋傘の専門店はある。店名は梁蘇記遮廠(Leung So Kee Umbrella Factory)。香港で一、二を争う名店だ。創業は1885年というからもう120年も前。戦前から傘一筋で商売を続けてきた創業者の生涯は本や舞台化もされているという。値段は2〜300香港ドル(3〜4千5百円)と香港では少々高めだが、「とにかく丈夫で、こちらの強い雨や台風でも壊れない」と絶賛。香港でも洋傘店の誇りが脈々と息づいているのはうれしい限りである。