中国編

2004.10.01

都市部の女性は“美白”が命、厚手の“雨傘”で強烈な日差しを完全防御!


中国の都市部では、色白が美人に不可欠な条件。女性はひたすら白さに磨きをかけ、男性は初対面で、まず、白い肌を誉める。それが今日の中国の美的感覚なのだ。

「だから肌を焼くなんてもってのほか。上海では外出時にほとんどの女性が黒いサングラスと日傘を欠かさない。日傘も厚手で色が濃い“雨傘”を代用して強烈な日差しをシャットアウトしている」と、上海在住10年の日本人女性は説明する。

北京でも日傘は必需品。もちろん上海同様、“雨傘”だ。「特に若い女性の使用率は高い。留学先の大学のキャンパスでもたくさん見かけた」と留学経験を持つ20代前半の日本人女性は明かす。
傘は圧倒的に折りたたみタイプが人気。北京でも上海でも何の前触れもなくバケツをひっくり返したような大雨に見舞われることがあり、常時携帯できるコンパクトな傘が支持されるのは当然のことなのだ。ただし、最安値の傘(10元=約150円)には当たり外れがあり、開いた瞬間壊れるか、数年持つかは「運次第」という。
ちなみに、中国で移動手段といえば自転車だが、日本のように右手に傘、左手はハンドルという光景は見られず、定番は雨合羽。しかも、カゴも一緒に覆える専用タイプ。
傘も雨合羽も色は単色が中心で、まだ洒落っ気はない。が、それも近い将来、変わってゆくことだろう。

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