ミャンマー編

2016.01.06
 アウンサンスーチー氏が率いる野党の国民民主連盟(NLD)が選挙で圧勝し、新政権発足が間近に迫るミャンマー。民主化、市場経済化のさらなる進展が期待され、今後は欧米や日本からの貿易、投資、企業進出もより活発になるだろう。では、日本の洋傘進出の可能性はどうか。
 最大都市ヤンゴンの気候は、3月下旬~5月上旬が暑季、5月中旬~10月中旬が雨季、10月中旬~3月中旬が乾季。暑季の日差しは強烈で、日中40℃を超えることもある。雨季はバケツをひっくり返したようなスコールが1日中断続的に降り、あまり晴れない。6~8月の月間降水量は東京の約3倍の500~600mmに上る。日本の梅雨が強烈になったイメージだ。
 そのため傘の使用人口は多く、街角ではカラフルな傘、花柄やチェック柄の傘など多様な傘が広がる。ただし、こだわって傘を選んでいる人は多くないようだ。現地に2014年6月から住み、フリーペーパー編集長やライターなどの肩書を持つ梅村武司さんはこう話す。
「折りたたみ傘より長傘が多く、特に流行はない。男性は特に無頓着で、平気な顔で婦人用の花柄の傘を差している人も。いかつい顔の男性がカラフルな花柄の傘を差している姿はユーモラスです」。傘はコンビニや市場などで、日本円に換算して100円や200円、500円程度で買える。多くが中国製だという。
 一方、雨傘は雨以外でも活躍する。暑季や乾季の時、あるいは雨季でたまたま晴れた時に、男女ともに日傘代わりに雨傘を差すのだ。
「ここ2、3年の傾向。私は周辺のアジア諸国もよく旅行しますが、他国で雨傘を日傘のように使う光景を見ることはありません」(梅村さん)。
 日本では男性の日傘は一般化していないが、ミャンマーでは晴れた日に男性も傘を差す「日傘男子」が当たり前。デート中のカップルは男性が傘を持って仲良く相合傘に入る。
 雨でも傘、晴れても傘。ミャンマーは男女を問わず、傘の使用頻度がとても高い。今後生活水準の向上が期待される中、将来的なマーケットの可能性は十分あると言えるだろう。
 



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