スウェーデン編 Part2

2017.06.01
ミスト雨に傘は不要?
頼りはレインコート


スウェーデンでは秋から春にかけて雨の日が多い。1週間連続で毎日雨になることもあるという。しかし、日本とは降り方が異なる。大雨やまとまった雨になることはほとんどなく、大概がミストのような非常に細かい雨だ。そのため、年間降水量は首都ストックホルムで約500mm程度と東京の3分の1。「ミスト雨で風が強くなることも多いため、傘を差してもほとんど役に立たない」と、同国に住んだ経験がある歯科医師の山田峻太郎さんは話す。
 代わりに活躍するのが、レインコートやフード付きのジャケット、コートで、ほとんどのスウェーデン人が愛用。ミスト状の雨が降ればフードをかぶってやり過ごすのが常識だ。山田さんによると、スウェーデンのアパレルショップの大半がレインコートを取り扱い、あるいは防水・防風のコートやジャケットを多く店頭に並べる。それらにフードはほぼ当たり前のように常備されているそうだ。
 そういった土地柄から2010年に生まれたスウェーデン発のレインコートの高級ブランドが「Stutterheim(ストゥッテルハイム)」だ。元来、現地の漁師たちが来ていたアウターコートをモダンにリデザインし、ラバーコーティングして耐久性や撥水性を高めている。色の種類が多く、様々な形、デザインを豊富に取り揃え、男女ともに日本円で2万台~4万円台と高価格にもかかわらず、人気を集めている。
 「スウェーデンのみならず、デンマークやノルウェーのオスロなども、同様にミスト状の雨が多く、レインコートやフード付きのジャケット、コートで雨をしのぐのが定番」と、山田さん。最近では、カナダの高級アウターブランド「カナダグース」が北欧で大流行したそうだ。レインコートをはじめとするフード付きのアウターを売る市場として、北欧は注目に値するかもしれない。

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