松坂屋高槻店 婦人洋品売場販売員 山中 裕子さん

2016.04.22

漠然としたニーズでも 的を射た1本を提案

大阪と京都のちょうど真ん中に位置し、ベットタウンとして発展してきた高槻市。中心部の高槻駅の駅前に、周辺住民が足繁く利用する松坂屋高槻店はあります。1階フロアに設けられた洋傘売場を担当するのは、2014年にアンブレラ・マスターの資格を取得した、婦人洋品売場担当の山中裕子さんです。高槻のミセスに人気の傘の傾向などを聞いてみました。


どんな売場ですか?

ミセスのお客様が中心の地元密着型の店舗

山中さん:雨傘は長傘約200本、折りたたみ傘約200本を常時店頭に取り揃えています。5月の母の日から6月の梅雨にかけてのピーク時には売り場を大幅に拡張して、約800本の商品を陳列します。周辺でこれだけ傘を取り揃えている売場はないため、「傘を買うなら松坂屋で」と、多くのお客様に支持されています。

―― 客層を教えてください。
山中さん:年齢層は高く、60代以上の方が多いですね。半径3km以内の商圏のお客様が8割を占め、市バスなどを利用して来店される方も目立ちます。毎日のように通われ、食品を買ったり、洋服を見たりした後、最後に洋傘売場に来ていただく場合が多いようです。地域の皆様に支えられている百貨店であり、洋傘売場です。

―― 傘の売行きの傾向は?
山中さん:3月中旬から4月にかけて、パラソルや雨傘の新作が店頭に並び始めます。けれど、その時期に購入される方はごく少数です。やはり梅雨を迎える時期になって、雨が頻繁に降り始めると雨傘が多く売れ始めます。パラソルも暑くなるまでさほど動きません。都会では新作の出始めの時に先取りして購入する傾向もあると思いますが、郊外型ではその傾向が小さく、季節の天候と売行きが密接にリンクしています。

―― 品揃えはどのように決めていますか?
山中さん:商品は販売員が主体となって決めています。例えば、一般的に花柄が流行していても、販売員が高槻のお客様のニーズを考慮して、お好みのお客様が多くないのではと推測すれば、積極的には仕入れません。結果として地域のお客様にマッチした売場になっているのではと思います。




売場の特徴と売れ筋は?

キーワードは“ピンク”と“軽量”

山中さん:軽量傘コーナー、耐久傘コーナー、遮光傘コーナーなど、機能ごとに売場を分け、少しでもお客様に見やすく、選びやすい陳列を心がけています。と言いますのも、以前は好みのブランドの傘を探されるお客様が多かったのですが、最近は「軽い傘はどこ?」「風にも強い傘は?」と、機能面を重視して選ぶ傾向が強くなっているからです。機能を切口にした売場作りの重要性が高まっていると思います。


―― 売れ筋は?

山中さん:高槻のお客様はとにかく「ピンク」を好まれます。これは地域性なのかどうかは定かではありませんが、傘は淡いピンク色がよく売れますし、傘以外のスカーフやニットなどもピンク色から売れていきます。都会でモノトーンに人気が集まる傾向があるのとは対照的です。淡いピンクの傘は顔映りが明るくなる点も、アラウンド60のミセスに人気の理由だと思います。


―― 高齢のミセスに人気の機能は?

山中さん:他店と同じかもしれませんが、キーワードはやはり「軽量」。「重たいのはしんどいから、とにかく軽いものを」と、どの方も口にされます。加えて、長傘よりも折りたたみ傘の方が人気ですね。長傘は電車やバス、ベンチなどに忘れてきてしまうリスクがあり、折りたたみ傘ではその心配が少ないというのが理由のようです。
 




アンブレラ・マスターから購入するメリットは?

心から気に入る傘を探り当てる

山中さん:アンブレラ・マスターの資格を取ろうと思ったきっかけは、傘の知識を学んで、お客様に役立つ情報をより多く提供したいと考えたからです。Web上のeラーニングによる勉強と試験を通じて、傘の機能性や構造に詳しくなり、接客時にこれまでより上手く説明できるようになりました。傘のことを詳しく知りたい方は、ぜひ足を運んでいただければと思います。


―― 傘はプレゼントにも最適ですね。

山中さん:私は婦人服売場を担当した後、この婦人洋品売場に配属されて傘を担当するようになりましたが、驚いたのが、傘をプレゼント用に購入される方がとても多いことです。熨斗(のし)を付けて進物として包むことも多く、プレゼントの定番であることを知りました。
傘は形状が末広がりのため縁起が良く、贈るととても喜ばれる商品です。母の日はもちろんのこと、それ以外のプレゼント品としても活用していただきたいですね。


―― 最後に売場のアピールをどうぞ!

山中さん:欲しい傘の明確なイメージを持たずに来店されるお客様がほとんどではないでしょうか。そういった場合でも、私たちは接客のプロとして、お客様の好みを丁寧に聞き、希望に沿うような傘を開いて見ていただき、心から気に入っていただけるものを探り当てます。ご自分用でもプレゼント用でも、傘のことなら松坂屋高槻店にぜひお立ち寄りください。



アナタにとって傘販売のプロフェッショナルとは?

漠然としたニーズのお客様に、「求めているのはこの傘では」と、的を射た1本をすっと差し出せるのが、プロフェッショナル。私もその域を目指して日々接客に取り組んでいます(山中さん)

   

店舗紹介

松坂屋高槻店

住所:大阪府高槻市紺屋町2-1
TEL:072-682-1111
アクセス:JR京都線高槻駅より徒歩1分


※記事の内容は2016年4月現在のものです。

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