イラン編

2016.03.15

日本の4.4倍の国土があるイランは、7850万人が住む中東有数の大国だ。2016年1月に欧米の経済制裁が解除され、約50兆円のGDPは年率7%で急成長していくと言われている。平均年齢は27歳と、日本の45歳に比べてとても若い国。学歴の次に、経済力を示せるファッションなどの外見に対する関心が高く、特に女性の購買欲は旺盛だ。

首都テヘランは、冬は気温が氷点下になることもあるほど寒く、夏は40°C越えも珍しくない。年間降水量は約230mmで東京の月間降水量(9月)より少し多い程度。雨は冬に降り、夏の降水量はほぼゼロだ。

現地在住の日本人女性のブログによると、雨が降っても傘をさす人は少数派。「乾燥しているため、建物の中に入ればすぐに乾いてしまうからではないか」と、推測する。在京イラン大使館の広報担当に尋ねると、「1時間程度の通り雨が多い。フードを被ったり、鞄を頭上に持ったりしてしのぐ人がほとんど」と答える。また、女性は宗教上の理由から必ずスカーフを頭に被るが、それがフード代わりになって「自然と雨よけになっている」ことも傘をささない理由では、と分析する。

しかし、街角で観察すると、ちらほらではあるが、傘を使っている人の姿を見かけることができると言う。雨の様子を撮った写真を見ると、フードやスカーフを被った人に混じって、傘をさす人も確認できる。花柄など柄物の傘ではなく、実用重視の無地の傘が主流のようだ。

イラン人は買い物が大好きで、ブランド志向が強いと言われている。経済制裁解除後に資源輸出などで外貨を稼げれば、購買力が上がり、ファッション性の高い傘も売れるようになるかも。「日本製品は安全性と品質が高く、壊れずに長く使えることから、イランではとても人気。今後日本製の傘も女性を中心に人気を集める可能性は十分にある」と、在京イラン大使館広報担当も話している。




傘をさしている人がちらほら見えるテヘラン。スカーフが雨をしのぐアイテムになっている?(写真提供:ブログ「特派員ママ!@イラン」)

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